熱中症対策と建設業

仕事の中で一日中日光の下で働かなければならないのは建設業です。最近で
は熱中症対策を十分に行うことが企業としての最重要課題となっています。
建設業では作業中に熱中症になると、大きな災害となる可能性が高いからで
す。業種別の熱中症の発生状況を見ると、建設業が断トツで全体の6 割を占
めています。対策も重要ですが、体調を管理して、場合によっては作業を中
止するぐらいの処置が必要なのです。
また、建設業の作業は同じ現場で長期に渡ることが多くなります。その時に
発生した熱中症の統計を見るとある傾向が見られます。それは、仕事の初日
と2 日に集中していることがわかるのです。
作業者が現場環境に慣れていないため、熱中症対策が不十分であったと考え
られます。もちろん、企業としての対策もありますが、個人の体調管理など
も重要になります。
3 日目以降は体が慣れてくるために、熱中症の発生は少なくなります。建設
業は屋外作業が多いために、熱中症の危険が高まると想像されます。しかし、
屋内でも窓を閉めた状態で作業をする製造業でも環境はよくありません。
実際に建設業の次に熱中症が多いのは製造業なのです。製品の関係で冷房を

かけられないところが要注意ですね。
労働における熱中症は厚生労働省が細かく管理しています。しかしながら、
実際の作業においてはそれぞれの企業で対策を考えていくことが必要です。
年配の作業員だけではなく、若い作業員へも注意を喚起することが求められ
ているのです。
熱中症対策と建設業

熱中症の応急処置

熱中症の応急処置はいろいろな方法があります。その人の症状に合わせた応
急処置が必要です。
注意しなければならないのは、間違った応急処置が症状を悪化させることが
あることです。熱中症対策と正しい応急処置を身につけておくことが大切で
す。
基本的には対策のことを考えておけば、応急処置は想像できます。対策とは、
水分や塩分をこまめに補給すること、時々涼しいところで休憩をすることな
どです。
したがって、応急処置としては日陰やクーラーの効いた涼しいところに患者
を運びます。涼しい場所がない場合には団扇であおいで体を冷やします。
霧吹きで皮膚を湿らせて、気化熱を利用して体を冷やすことも効果的ですね。
ただし、いきなり水をかけるとショックが大きすぎます。それから、水分や
スポーツドリンクなどを飲ませます。
脱水症状を起こしている場合には塩を直接なめさせるとよいでしょう。自分
で熱中症だと自覚できるわけではありません。いつの間にか意識が遠のいて
いるのです。

ですから、周りの人が異変に気づいてやることが大切です。もちろん、自分
でも体の異常を感じたならば、すぐに休憩を取るなどの対策が必要です。
早めに対応すれば、症状も軽くて済むのです。応急処置だけで回復しない場
合には救急車を呼ぶことも考えておきましょう。
大事に至ってしまってからは危険が伴います。いずれにしても、慌てず冷静
に対応しましょう。スポーツなどをしている人ならば、応急処置は当たり前
のこととして知っておかなければなりません。
熱中症対策と建設業